電子的ヒトリゴト

ゲイのブログ。主に読書、心理学、SOGI、日記など

「人工的」と「人間って感じ」

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 昨日、知人と近代的な建物に入り、餃子を食べた。だが、餃子が冷たかった。解凍しきれてないようだった。その餃子を食べながら、「空間の雰囲気は人工的だけど、この餃子は人間って感じ」と僕はつぶやいた。つまり、空間の雰囲気は、計画的・作為的な完全性を備えているが、この餃子は、偶発的な不完全性を備えていることを言いたかったのだ。しかし、よく考えてみると、「人工的」と「人間って感じ」ってどちらも人間が成している。言いたいことは反対のことなのに。不思議。たぶん、前者は人間は自然を支配し超越しようとする人間観で、後者は人間そのものが自然的とする人間観なのか?

LGBT温泉旅『バリバラ』

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 昨日、Eテレの『バリバラ』という番組で「LGBT温泉旅」という企画をしていました。この『バリバラ』という番組に関しては、僕はゲイというアイデンティティを持ち始めてから他のマイノリティを知った方がよいと思ったので見続けています。この番組は、いろいろと挑戦的で面白いです(^-^)

 LGBTに限っていうと、過去に「カミングアウト」に関して取り上げていました。このカミングアウトの企画の中で、たとえば、ストレートの方にレズビアンだとカミングアウトしてもらったり、ストレートの方にゲイだと偽ってもらったり(つまり、ゲイの人が普段ストレートだと偽っていることの逆)しています。これが非常に僕としては画期的で、興味深かったです。

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 さて、冒頭の「LGBT温泉旅」の話に戻ります。内容は面白かったのですが、番組の長さが30分で少し物足りないなあという印象でした(もっと長くやってほしかった!)。温泉旅の結果、やはりうまく収まるわけもなく、特に、トランスジェンダーの人が困っているような印象を受けました。まあ納得です。その後、戸籍の性別で分けたり、性的指向で分けたりしていました。性的指向で分けた際に、バギーさん(ゲイの方)が、MtF、シスヘテロの女性、ゲイの方に囲まれながら、「家族みたい」っておっしゃっていたのが印象的でした。僕の場合も、性的指向が一緒の人たちに対しての方がシスヘテロの男性より親近感が湧きやすいかもしれないなあと感じます。ただ、シスヘテロの女性からしてみれば、僕の身体は男性なので、少し違和感を覚えるかもしれませんが。

 総じていうと、このような興味深い企画を提案された三橋さんとそれを実施してくださっている『バリバラ』の制作者の方々に感謝したいです。

問題を成長の機会と再定義する

 テキトーに今日考えたことを書く。話が最初から脱線するが、僕は「適当」って言葉が好きかもしれない。バランス的な意味と脱力的な意味があるからかなあ。まあよいです。それでは、話は戻って、以下に今日考えたことを書く。

 結論からいうと、「問題を成長の機会と再定義する」とよいと思った。どこかのビジネス書とか、自己啓発本とかの中で、偉い人がすでに数えきれないほど言ってそうなことだけどね。または、身近な誰かが友人に対してすでに数えきれないほど言ってそうなことだ。ただ、自分で自律的に考えた場合、誰かから言われた場合と現実味が違う感じがする。

 ここでいう問題とは、環境と自分を相互作用的に合わせた結果として生じる本人にとって困った事態を指す。たとえば、困っている人と困っていない人がいる。困っている人は、困っていない人よりも不適応的な考えをしているのかもしれないし、環境に障害があるのかもしれない。いずれにせよ、その両方が相互作用的に合わさって、その人にとって困った事態が生じているのである。そこで、困っている人は、その事態を変えるべく、何とか問題を解決しようとする。そして、その問題を解決できれば、そのプロセスにおいて、何らかのスキルが身につくなど成長が生じるはずだ! 例を出すと、「もう仕事に追われて大変!」と思っている人が、その状況を問題とみなしているとする。最終的に、その人は、その問題を解決するプロセスにおいて、「人の助けを借りる」というスキルを身につけるかもしれない。そうだとしたら、その人にとって「人の助けを借りる」というスキルは一生ものになり、問題が生じる前からみると、その人は成長している!

 僕の場合、上記の考え方は、ユーモアに関する以前の記事を考えたときに思いついた。僕は、ポジティブ心理学の心理テストの結果、ユーモアが低いということになり、実際、さまざまなところに深刻さを持ち込みがちなのだけど、その傾向は見方を変えれば、今後、問題として生じうる可能性がある。だけど、深刻になった状況を問題として特に捉えずに、ユーモアを高めるという成長の機会として捉えれば、文字通り、それは問題ではなく成長の機会となる。より分かりやすくするために、問題を解決するためのスキルを「成長課題」と呼び、「問題を成長課題を達成するための機会」とする。そう考えると、問題に対して「自分はどういう風に成長できるだろう?」と問題に対してワクワクし、受容的になれる気がする。さらに、そう考えると、メタな視点から「問題が生じても大丈夫」と捉えられるようになり、将来および現在の問題に対する不安が和らぎそうな気がする。

 ん~、思考が散らかってるなあと上記の文章を書きながら思った。

他者の違和感に自分の身をさらしながら、顔をそむけない姿勢

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 ぼーっと『100分de名著』を見ていたら、最後に、『ソラリス』の著者、スタニスワフ・レムの「人間の理解を拒絶する絶対的な他者」への姿勢は、「他者の違和感に身をさらしながら、でもそこから顔をそむけない姿勢」であると専門家の方がおっしゃっていた。ぼーっと見ていたのだけど、これを聞いたとき「なんと素晴らしいことか!」と震えた。すごい言葉だよねえ・・・。

 ”あるもの”を見たときに、違和感を覚える人と覚えない人がいる。一般に、違和感を覚える人は、覚えない人よりも”あるもの”に対して受容的である。だから、受け容れてもらうために人々に対して”あるもの”に関する違和感を減らすように躍起になる。ここまでは、良いとしよう。しかし、実は、仮に違和感を覚えたとしても、その次に、そこからその違和感に対してどのような対応をするかというステージが暗にあったのである。そこで上記のレムの姿勢が登場する。違和感を覚えたから、その”あるもの”に対して排他的になるのか、あるいは、逃避的になるのか、または、違和感を覚えながらも、その違和感に身をさらしながら、でもそこから顔をそむけないのか。いやあ・・・、すごいよねえ。

ゲイアプリを再開した

takahashi-blog.hatenablog.jp

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 上記の記事で、「ゲイアプリって疲れるから、やめた」という趣旨の内容を書いた。ところが、最近ゲイアプリを再開した。その動機について、具体的に言葉にするのは難しい。”なんとなく”気が向いたのである。そこで、気づいたことを以下に記す。

 

 1.恋愛の感度がすさまじい

 僕はいままでロマンティックな関係とは無縁であったし、さらにここ数か月ゲイアプリをしばらくやっていなかったから、そもそもゲイが身近にいないという状況に慣れていた。しかし、ゲイアプリにログインすれば、身近にゲイが結構いるということが可視化され、さらにメッセージなどで交流までできてしまうのだ! メッセージをちょこっとしただけで、胸が高まる。恋愛の感度がヤヴァイ。

 

 2.知っている人がいて、びっくり

 たまたま、ゲイアプリを開いたら知り合いというほどではないが知っている人がいた。「ええー! 君そうなの!」と一人で衝撃を受けた。知っている人であるが、まったく話したことないので、なんとなく気まずい。いやあ、やっぱり、見た目じゃあまりわからない人もゲイである可能性はあるし、身近にゲイはいるものですなあと思った。

アメリカ心理学会によるレジリエンスを構築する10の方法

 『ポジティブ認知行動療法: 問題志向から解決志向へ』という本を読んでいたら、アメリカ心理学会がレジリエンスを構築する10の方法を記載していると書いてありました。その10の方法がポジティブ認知行動療法の前提と一致するらしいです。元になっているのが以下のページ。

http://www.apa.org/helpcenter/road-resilience.aspx

 それでは、10の方法を下記に列挙してみます。

1.関係を作る

2.危機を克服できない問題だとみなすことを避ける

3.変化は暮らしの一部であることを受け入れる

4.自分のゴールに向かって進む

5.決定的な行動をとる

6.自己発見の機会を探す

7.自分に対する肯定的な見方を育てる

8.物事を大局的に保つ

9.有望な展望を維持する

10.自分をケアする

 

 なかなかよいですね。詳細については、のちほど時間があれば付け足します。

 

追記(2017.12.8)

 以下のサイトに詳しく書いてありました。

女性ライフサイクル研究所|レジリエンス〜苦境とサバイバル

ユーモアを高めるために

takahashi-blog.hatenablog.jp

 

 上記の記事の中で、VIA-ISという自分の強さを調べる心理テストを行った結果、ユーモアが最下位だったことを記しました。この心理テストの目的は、自分の強さ(strength)を調べ、それを活かすことなのですが、どうしてもあまり強くないユーモアに目がいきます。実際、僕は、結構いろいろなところに深刻さを持ち込みがちなので、困ったものです(笑) ユーモアは健康によい影響を与えるということもあるので(三宅・横山、2007)、ぜひともユーモアを高めたいと思ったのです。

 そこで、ユーモアを高めるためにどうすればよいのか、について先生にお教えいただいた。1番分かりやすいのがモデリングだった。モデリングといえば、アルバート・バンデューラのボボ人形の実験が思い浮かぶ*1*2。簡単にまとめると、ユーモアを高めるためには、ユーモラスなロールモデルを作り、よく観察し、実際に真似してみるのである。さっそく実行に移す。

 僕にとってのユーモラスなロールモデルといえば、架空のキャラクターになってしまうが、『有頂天家族』の下鴨矢三郎である(以下のサイト)。あの人はすごいユーモラスだと思います。しばらくしたらロールモデルを変更する可能性はあるが、当面の間は下鴨矢三郎を仔細に観察し、思索の様式を真似しようと試みる所存である。それと同時に、ユーモアの本について読みつつ・・・ね。

uchoten2-anime.com

 

<引用文献>

三宅 優・横山 美江 (2007). 健康における笑いの効果の文献学的考察 岡山大学医学部保健学科紀要, 17, 1-8.