電子的ヒトリゴト

ゲイのブログ。主に読書、心理学、SOGI、日記など

自分の調子と部屋の散らかり

 ここ最近、身体・精神の調子が悪かった。その原因は、体力が落ちていて風邪気味だったり、精神的なストレスだったりするのだろう。口内炎がいくつもできていて、ここ1週間ぐらい食べるときすごい痛かった。

 それと同時に、部屋もかなり散らかっていた。日が経つにつれて、どんどん散らかっていった。まるで、身体・精神の状態が悪化するにつれて、部屋が散らかっていくようだった。それは、つまり、部屋の散らかりがそのまま自分の調子を表していたのだ。

 そして、今日、身体・精神の調子が戻ってきたので、1時間ぐらいかけて部屋を掃除した。ここでもまた自分の調子と部屋の散らかりが連動している。部屋の散らかりがみれば、自分の調子が可視的に把握できて、いいね。人の状態と部屋の状態ってどれくらい関連があるのだろう?

最近読んだ本

 

図書館に訊け! (ちくま新書)

図書館に訊け! (ちくま新書)

 

  図書館っていいよねえ。本書の中で、図書館を使いこなす心得の1つとして、最初に、ベースキャンプとなる図書館を決めるという項目がある。その響きがいいね。引っ越しをするにしても図書館の近くにしたいなあ。図書館が近くにあれば、僕はもうそれで十分なのかもしれない。ほかにも、心得として、目録の本質を知るであるとか、レファレンスブックの利用を覚えるとか、わからないことがあれば図書館員に訊くとかがある。僕はまだまだ全然使いこなせていないなあ。図書館は大きい可能性に開かれている。

 

脳が冴える15の習慣 ―記憶・集中・思考力を高める 生活人新書

脳が冴える15の習慣 ―記憶・集中・思考力を高める 生活人新書

 

 いくつか参考になることがあった。たとえば、「試験を受けている状態」を1日に何回かつくるというのがある。これは、時間と仕事の量を意識するということだ。これをもとに、あらゆることにタイマーを使うのもいいかもね。いきすぎると心疾患のリスクが高いタイプAっぽいけどね(笑) ちなみに、僕は心理テストをやったらタイプAの傾向があった・・・(まあ、敵意はあまりないけど)。他にも、「毎日、自分を小さく律することが大きな困難に負けない耐性を育てる」とか。これは、if-thenプランニングで、「めんどうくさいと思ったらやる」みたいに決めるといいかもしれない。その際、キャロル・ドウェックの成長マインドセットを参考に、「今、意志力が強化されてる!」みたいに、そのプロセス自体に成長の意味を見出すとよりよいかも。よくわからないけど。また、問題解決において、ゴールまでのプロセスをフローチャートにするというのも参考になるかも。プロセスが可視化されて思考が整理される。

 

脳と気持ちの整理術 意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)

脳と気持ちの整理術 意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)

 

  上記の本と同じ著者(築山節さん)だ。続編みたいな感じかな? いくつか参考になったことを記す。たとえば、なかなかやるべきことができないと思ったとき、5分だけでも手をつけてみるというのは定番かもしれない。その際、本書では、短時間の集中で済む作業を連続させるとよいという。言い換えれば、テキパキと行動している状態を作り出すというのだ。ん~、たしかにこれはいいかも。長時間の作業に対して、5分だけっていっても、その5分だけをやるのにも気持ちの踏ん切りを結構つけなければいけない。一方で、短時間で終わる作業に対してはそうでもない。だから、短時間で終わる作業を最初にするのは、流れを作る意味でいいかもしれない。また、本書では、「人に任せられるというのは重要な能力」としたうえで、普段から逆の立場で依頼されたとき快く応じるとよいという。まあ、そうだね。そう思いながら何かの依頼を引き受けるとき、裏に実利的な意図があるようで、なんとなく人間味がないけど、まあストレテジーとして依頼を快く引き受けるのは大事かもしれないね。

 

『ニューヨーク・ニューヨーク』

 

ニューヨーク・ニューヨーク 1 (白泉社文庫)

ニューヨーク・ニューヨーク 1 (白泉社文庫)

 

  このマンガの概要をwikipediaより引用します。

ゲイの男性を主人公にしたシリアスな話。BL的な内容ではなく、ゲイである事を隠して生活をする難しさやそれに伴うジレンマ、ゲイへの偏見や弾圧、肉親への罪悪感、エイズ (HIV)、更にはゲイカップルが養子を取る事で発生する問題まで、現実に生活しているゲイの人々が直面している、あるいはするであろう極めて深刻なテーマを多岐に渡って扱っている。(ニューヨーク・ニューヨーク (漫画) - Wikipediaより)

 このマンガの存在は、以前から知っていたのですが、洋風な感じでなんとなく合わないかなあ・・・、と喰わず嫌いしていました。しかし、読んでみると、馴染みのある話でフィットしました。コミックス版の1、2巻では、上記の概要にもあるとおり、友人および両親へのカミングアウトやホモフォビア、HIV、同性婚など、非常にリアリティがあります。3巻目からは、監禁の話になり、マンガとしてのストーリー性が強くなっていきます。全体的に面白かったです。

 いやあ・・・、登場人物のメルへの仕打ちが悲惨すぎて、かわいそうになってくる。それなのにあんなにピュアって天使だと感じる。

『RENT』

 

RENT/レント [DVD]

RENT/レント [DVD]

 

  『RENT』という映画を見ました! 元はミュージカルのようです。僕はすべてをきちんと理解できたわけではないのですが、歌がよかったというのが印象に残っています。特に、『seasons of love』と『no day but today』です。歌を聴いていると、なんとなく勇気がでてきて、愛を生きたいなあという気持ちになります。

 

レント (映画) - Wikipedia

 

小指が立ちそうになる

 何かを持つときに小指が立ちそうになった。小指を立てる仕草は、なんとなく女性っぽいイメージがあるので、僕がしていたらゲイだと勘づかれないかと少し不安になります。いやあ、僕はいままで特に小指が立つことがなかったので、少し笑ってしまった。本当に不思議。

 僕は特に不自由していないのですが、内在化されたホモフォビアが強い人で、なおかつゲイを連想させる女性的な仕草を自然にする人は、その仕草を抑え込もうとすると思うので辛いでしょうね。うーん・・・。

『人はなぜ集団になると怠けるのか 「社会的手抜き」の心理学』

 集団において、人は個人のまんまの性質ではなくなります。すなわち、集団特有の心理的なプロセスが働くのです。その中の1つの現象として、社会的手抜きが知られています。社会的手抜きとは、「個人が単独で作業を行った場合にくらべて、集団で作業を行う場合のほうが1人当たりの努力の量(動機づけ)が低下する現象」(p.Ⅱ)のことです。そんな社会的手抜きに関する新書が本書になります。

人はなぜ集団になると怠けるのか - 「社会的手抜き」の心理学 (中公新書)

人はなぜ集団になると怠けるのか - 「社会的手抜き」の心理学 (中公新書)

 

  社会的手抜きはあらゆるところでみられます。たとえば、大きいところでいうと、投票行動、小さいところでいうと、援助行動とか、いろいろあるわけです。その中でも驚いたことに、ブレーンストーミングでも起こるんですって*1。言い換えると、ブレーンストーミングを行いながらアイデアを創出したグループより、単独でアイデア出しの作業を行ったあとにグループで発表したグループのほうが、アイデアの総数と独創性が高かったようです。その原因については、ブレーンストーミングにおいて他人のアイデアは批判しないというルールがあるが、それでも評価懸念があったり、また、生産性のブロッキング現象が起こったりすることなど、ほかにもいろいろあります。

  社会的手抜きにおけるパーソナリティの個人差も記載されています。どんな性格の人が社会的手抜きをしやすいか。それは、ビックファイブでいうと勤勉性あるいは協調性が低い人、また、達成動機が低い人、評価されない状況においてナルシシズムが高い人などだといっています。社会的手抜きの性差についてはよくわからないです。著者はいくつかの理由により女性のほうが社会的手抜きをしにくいと推測していたのですが、その後の実験では女性も社会的手抜きをするということが示されています。

 一般的な社会的手抜きが発生する要因として、評価可能性(評価される可能性)、努力の不必要性、道具性(パフォーマンスが何らかの報酬や罰に結びつくと思っている度合い)が挙げられています。一方で、社会的手抜きとはまったく逆の現象もあることが知られています。それは、社会的促進とか、社会的補償とか、ケーラー効果とかです。いろいろ面白いですね。

 最後に、本書では、社会的手抜きをどのように防ぐかという対策が述べられています。それは、詳細は省きますが、以下の9つです。

①罰を与える(しかし、個人レベルにおいてあまり効果はない)

②社会的手抜きをしない人物を選好する

③リーダーシップにより集団や仕事に対する魅力の向上を図る

④パフォーマンスのフィードバックを行う

⑤集団の目標を明示する

⑥個人のパフォーマンスの評価可能性を高める

⑦腐ったリンゴを排除し、他者の存在を意識させる

⑧社会的手抜きという現象の知識を与える

⑨手抜きをする人物の役割に気づく

 社会的手抜きという私たちの生活の中でよくみられる現象でありながら、何ともやっかいな現象です。活動の規模が大きくなるにつれて、集団で活動を行わざるをえないですから、社会的手抜きという現象から逃れられないわけです。これは勉強する価値はありますね。

エゴレジ!『「エゴ・レジリエンスで」でメゲない自分をつくる本』

エゴ・レジリエンスとは

 エゴ・レジリエンスをご存知でしょうか。最近、レジリエンスという言葉は知名度があがっているような感じがします。それにエゴ(自我)がくっついた言葉です。エゴ・レジリエンスは、アメリカの心理学者ジャック・ブロックによって提唱され、「日々の小さな出来事やストレスに対して柔軟に自我(エゴ)を調整し、その状況にうまく対処し適応できる能力」と定義されています(小野寺、2015)。レジリエンスと比べて、エゴ・レジリエンスの特徴は、パーソナリティ特性であることと逆境にさらされるなどのリスクを想定していないことが挙げられています(畑・小野寺、2014)。少し驚いたことに、エゴ・レジリエンス研究のほうが、レジリエンス研究が活発になるよりも前にされていました。エゴ・レジリエンス、略してエゴレジ、いいですね。

 

「エゴ・レジリエンス」でメゲない自分をつくる本 ?ego-resilience?

「エゴ・レジリエンス」でメゲない自分をつくる本 ?ego-resilience?

 

  さて、この本ではエゴ・レジリエンスを高める方法がいくつか載っています。「なーんだ、ありきたりで既視感がある」とお思いになるかもしれません。かなり説明を省きますので、詳細については本書をお読みください。ただ、僕の意見としては詳細を読んでも、いろいろなところで言われているような方法で、既視感がありました。

 エゴレジを高める

①相手に対して思いやりの気持ちをもつ

②嫌なこともきれいさっぱり忘れる(クヨクヨしない)

③初めてのことでもまずはやってみる

④感じのいい人と言われる自分になる(相手に好印象を与える)

⑤何でも進んで食べてみる(食わず嫌いをしない)

⑥イキイキ輝く

⑦たまには違う道を通ってみる(視界が開けて違う自分を発見できる)

⑧何に対しても好奇心を持つ(億劫がらずにやってみる)

⑨素敵な人たちとの出会いを大切にする(笑顔がよい人になる)

⑩硬い頭を柔らかくする

⑪「もう年だから・・・」と言わない(いつでも新しいことにチャレンジする)

⑫毎日「〇〇が面白かった」と言える自分になる(面白いエピソードを探す)

⑬「たくましい」自分になる(今の幸せを感じる)

⑭ムシャクシャ・プンプンにさようなら

 どちらかというと、これらは小見出しなので、方法というより結果なのかもしれません。また、いくつか重複しそうな項目があるのも少し気になります。ともかく、エゴレジが高まって、 こんな自分になれたらいいですね(^0^) そして、日本においてエゴレジ研究はあまりないそうなので、まだまだこれからって感じがしますね。

 

<引用文献>

小野寺 敦子 (2015). 「エゴ・レジリエンス」でメゲない自分をつくる本 一藝社

畑 潮・小野寺 敦子 (2014). エゴ・レジリエンス研究の展望 目白大学心理学研究, 10, 71-92.

 

追記(2017.11.19)

 上記の内容について、より詳しい記事がありましたので、ご紹介いたします。エゴレジの測定やエゴレジを高める方法が載っています。

egoresilabo.com