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電子的ヒトリゴト

心理学部の大学生ブログ

ちょっとした心遣い

大学生の日記

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学校が始まった。

家を早く出たいために私は朝4時に起きる。

理想でいえば、朝起きてすぐにランニングをする。

そして次にお風呂に入る。だいたい入る時間は4時30分から5時の間だ。

 

お風呂を出た後にすぐさま体を拭く。

次にタンスから下着を取り出す。

それらを着る前にきちんと肌を保湿する。最近、肌が乾燥しているのだ。

それが完了した後に下着を着、タオルで髪を拭きながらドライヤーを求めて洗面所へと向かう。

 

そこで気づく。誰かが湯船に浸かっているのだ。

ああ。そうか。仕事が早い人がいるのか、などと思いながらドライヤーのスイッチを入れる。

ブイーン。

 

明らかにうるさい。

まだ日が昇っていない早朝5時前後の静寂の中で嫌な音だ。

ああ。湯船の中で無のように佇んでリラックスしている人にこれは辛いな。

ブイーン。

 

ドライヤーの音だけが洗面所に響く。

朝の時間は貴重だ。

ほんの5分も惜しいほど夜の時間とは比べ物にならない。

時間短縮をすべく私はドライヤーのパワーを強くしていた。

しかしその時だけあまりに目立ったから下げた。

フオーン。

 

湯船の人、どう思っているだろうな。

私の心遣いに気づいているだろうか。いや別に気づいてくれなくていい。

私がその空間の気まずさに負けたのだから。

しかしまるでそこにいる人は無だ。気配は少しあるが、音が一切しない。

 

そんな奇妙な思いを胸に私は洗面所を後にした。