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電子的ヒトリゴト

心理学部の大学生ブログ

自己紹介をするには、自分を定義する必要がある

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 ケータイで合間をぬって断片的に文章を書きました。それをメールで保存してPCで投稿。そのため所要時間はわかりません。思いついたときにすぐに文章を書けるからいいですね、この方法。

 

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 自己紹介のとき、いつも困る。昔からぼんやりとそのようなことを思ってはいたが、そうはっきりと認識しはじめたのはつい最近のことだ。

 

 入学、進級、とクラスが変更されるたびに繰り返される自己紹介。自己紹介カードには何書こうかなと悩む。苦し紛れに、出身や部活動、趣味は読書、と書く。特にこれを聴けばいつでも元気が出るという万能薬のような好きな音楽はないし、この映画もう何回も観ちゃったよなどの心の支えになる好きな映画もない。趣味は読書と書いたが、絶対的に好きな本があると訊かれれば、ない。あくまでも読書は相対的であって、ほかの活動よりも多いというだけなのだ。

 

 ふと周りを見渡す。そこには同じように頭を悩ませる同級生。よかった私だけじゃないんだと安堵する。何書いたのと同級生の自己紹介カードを覗くと、趣味は昼寝、特技はどこでも寝られること、などの文字。ええ、それみんな当てはまるって、と思う。

 

 私もそうだが、それだけ絞って出た結果が何の面白味もない自己紹介になる。逆に面白味がないから頑張って絞るのか。これらのことは、これまで努力し他人との差別化を図ってこなかった人々に対して普遍的であるのではないかと思う。自己紹介というものは、にじみ出る個性を書くものであると考えがちになる。しかし小学、中学、高校、とほとんど同じレールのうえを歩いてきた同級生同士、にじみ出るものに大層変わりはなかったり。

 

 たしかに他人との差別化を図るために努力するという意識がなくとも、自己紹介カードに特技などを書ける人はいる。しかし、それは、差別化のための意識がないからこそ、変容の可能性がなくなった特技だ。たとえるなら、もう一生研げることのない武器を持っているにすぎない。具体的には、小学校の頃からおこなっているスポーツ、習い事など。

 

 その、苦悩の自己紹介に対する出した私なりの答えは、自分を定義し直すことだ。人は自分のことを知っているようであまり知らない。好きな食べ物何って聞かれても、はっきりと定義していないから私は答えられない。もし答えられる人は、じゃあ2番目に好きな食べ物は何って聞かれると困るだろう。それは、1番目は定義していたけれど2番目はしていなかったからにすぎない。

 

 べつに現在自分の持ち合わせている粗末な武器の中から定義しなくてもいい。つまり、初めに定義という枠組みを作って、そのあとから自分をその枠の中に入れるよう努力すればいい。趣味は料理、特技は料理、という枠組みを作って、それが実現するために毎日料理をするように。

 

 誇れる個性を出すために、努力は、不可欠だ。

(1167字)