電子的ヒトリゴト

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<読書>勉強でも人間関係は大切です(戒め)/『学ぶ意欲の心理学』

勉強が進捗しない

学ぶ意欲の心理学 (PHP新書)

学ぶ意欲の心理学 (PHP新書)

 

  この頃どうも勉強がはかどらない。間近に心理学検定を控えているのにもかかわらずである。理由の1つは、夏休みを全身で享受しているかのごとく、午前3時のこんな時間帯にブログの記事をあくせく書いているということだ。完全に昼夜逆転である。むろん、そうであっても刻苦勉励ではないのは意志の弱さもある。

 そのほかさまざまな要因が思いつく中で、現時点の私では即座にどうすることもできない問題が1つあった。それは、人間関係である。

 人間関係は人生を豊かにするうえで重要なのは承知している。感情を共有し合うことによって生活に厚みを増してくれるからだ。しかしそれは1人でおこなう勉強には当てはまらないのではないかと考えていた。最近までは。

 さて、本書は、学習に関する動機づけの概要や考える材料としての対談、実際の方法論が記載されている。とくに有用であると感じたのは方法論の部分である。

 

友達がいるから頑張れる

友だち同士で「いついつまでにこれだけ勉強をやってこようね」とか、目標を決めたり約束をしたりする。その約束というのも先生から与えられるよりも、子どもたち同士で取り決めをして、それを守っていこうというほうがやる気が出るということはあるみたいです。(p.208)

 人間関係を動機づけとして活用するのは、本書では「内容分離的動機」に分類している。いわば、それは内容に関心を持つための入り口である。しかしながら内容に関して興味がないわけではないという状況であるならば、入り口としてのみだけでなく相互的に作用すると思う。

 私は人間関係を利用した勉強を考えた結果、”自主ゼミ”という解答に至った。

 人間関係は大切であるといっても、それは同じ時間と空間を共有して勉強する学友のことではない。そのときは楽しいかもしれないが、1人で勉強するより効率が大幅に低下してしまって本末転倒だからである。

 その点、自主ゼミはゼミに向けてテキストの内容の理解だったり発表資料作成だったりテスト作成だったりいろいろと1人で準備する(ゼミをしたことないから正しいか自信がない)。もちろんゼミ中における活動は印象深いものとなって記憶定着や内容理解に効果があるが、一番勉強になっている時間は1人で準備しているときだったりする。つまり、自主ゼミの良いところは、1人で勉強するときの効率を確保しつつも、学習内容の共有やするべきことが決まっている強制力がモチベーションになりうることである。

 冒頭で人間関係が私の問題といったのは、残念ながら私には”そのような友”がいないからだ。

人と刺激し合う関係をもちながらやる気を維持していくというのは、私たち研究者が、意欲を維持していく時にもすごく大事な要素になっていると、経験上思います。(p.235) 

  読了した本や勉強内容について気軽に話し合える世界ができればいいなと現在の自分を棚に上げて思うわたくしでした。