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心理学部の大学生ブログ

<読書>アイディアを、寝かせ、移植し、文章にする/『思考の整理学』

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アイディアの扱い方

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

 

  本書は、大学生の間で人気がある、らしい。知的生産に関することが書かれていたため、なるほど大学生に人気がありそうだ。私も大学生の端くれである。このような本は好きだ。

 さて、以下の記事において私はつねにメモを取っていると書いた。今回はそのメモをどのようにすればよいのかについて述べる。

 

 寝かせ、移植し、文章にする

ノートをつくって、腐ったり死んだりしてしまわなかった手帖の中のアイディアを移し、さらに寝かせておく。醗酵して、考えが向うからやってくるようになれば、それについて、考えをまとめる。機会があるなら、文章にする。(pp.101-2)

 まず、取ったメモは寝かせる。著者は、「思考の整理法としては、寝させるほど大切なことはない」と述べている。寝かせておくと、良いものと良くないものをふるいにかけて弁別できたり、無意識のうちに化学反応が進行したりするからである。

 次に、寝かせている間に太った良質なアイディアのみを別のコンテクストへ移動させメタ的にまとめる。コンテクストを変えると、そのアイディアの意味合いが別の繋がりから見えてくるからである。

 最後に考えをまとめるため文章にする。そのアイディアは、自分の頭の関所をパスしているため、他人のもパスする可能性が高い。

 時たま私は「この知識どの本から知ったんだろう」とソースがわからなくなることがある。そのとき私は「知識が自分の一部となって混ざり合っている」と少し喜ぶ。寝かせることによって確実に自分の知らないところで発酵が進んでいることを切実に感じる。

 本当はブログの文章を書くときもいったん寝かせたアイディアをもとに書くことができたらよいのだろう。