読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

電子的ヒトリゴト

心理学部の大学生ブログ

<読書>話し手の気持ちをくみとる/『「聞く技術」が面白いほど身につく本』

読書など

SPONSORED LINK

聞く技術のテキストを求めて

「聞く技術」が面白いほど身につく本 (ワニ文庫)

「聞く技術」が面白いほど身につく本 (ワニ文庫)

 

  聞く技術に関して、まずはこの本と『プロカウンセラーの聞く技術』を読んだ。後者より前者のほうが実用書であるように感じたため、今回は前者について記事を書く。また、聞く技術に関してもう少しほかの本も読んでみるとする。

 本書は、タイトルのとおり「聞く技術」に関して書いてある。対話の例を通して、効果的な聞く態度を紹介している。ただ、本書の題名は『ひとの話を聞ける人、聞けない人』という本の題名を文庫化にあたって改題したものらしい。そのため、聞ける人および聞けない人について説明している部分がある。正直それはあまり必要としていたなかったから読み流した。しかしほかの部分は役に立つと思う。なので、まだ聞く技術に関する本はあまり読んでいないためこの本が最適かどうかはわからないが、日々の生活において聞く態度の方向性を定めるために本書をしばしば確認するのは有効だと感じた。

 

話し手は気持ちをわかってもらいたい

人から話を聞くときには、相手がどんな欲求を満たしたがっているか、随時、感じとりながら聞き進むことが重要だ。(p.64)

  本書には、聞き方の禁じ手という項目がある。その中には私がいつもやってしまいがちなものがたくさん含まれているため、非常に耳が痛かった。たしかに私が話し手になったときのことを想像すると、その聞き方の禁じ手をされたら気持ちよく話せないかもしれない。

 すこしそれを紹介する。

 ・話を取らない

 やはりみんな自分のことを話したい気持ちがある。だから話を取られると少なくとも私はしょんぼりする。しかしそれは相手も同じである。

・先輩にならない

  自分の知っていることだとつい先輩になってしまいがちだ。熱心な先輩ならいいが、上から目線になってしまったり自分の尺度でその人を測ってしまったりすると話し手は辟易としてしまうかもしれない。「今の若者は~、俺が若い頃は~」という論調の人が当てはまる。ただ、その人も自分の気持ちを知ってもらいたい話し手であることは心に留めておく必要がある。

・否定しない

 相手の話に対して、すかさず「でも」や「いや」などで否定しない。相手の言うことを1回全部聞き終わって受容したあとで吟味する。それに関して『外国語を身につけるための日本語レッスン』には、反論をするときは「たしかに~、でも~」の構文を使って、相手のことを1回納得したうえで自分の意見をいうことで議論が円滑にすすむと書いてあった。

 

聞く技術は身につく

 話す技術の記事でも言ったように、四技能はトレーニングによって向上できる。やるべきことが書かれていれば、つまり向上するための方向性が定まっていれば、それを意識するだけで良い話し手や聞き手になれるのである。