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電子的ヒトリゴト

心理学部の大学生ブログ

<読書>不毛な議論からの教訓/『論理表現のレッスン』

読書など

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ご紹介いただいた本

論理表現のレッスン (生活人新書)

論理表現のレッスン (生活人新書)

 

  先日、話し方が明晰で分かりやすい先生にお願いして、論理的な話し方を学ぶのに良いと思う本をご紹介いただいた。本記事の『論理表現のレッスン』はその内の1つである。ただ、同じ著者の『議論のレッスン』のほうが本書より多くの人に読まれているようであったため、さっそくそちらもアマゾンで注文した。

 本書は、議論の骨子となる論証などをメインに解説していた。以下で私が気になったものを1つ取り上げる。

 

 不毛な議論から得た教訓

よりフォーマルな議論をするためには、主張と根拠が提示され、同時にその議論に使われる語の意味内容が明示されている必要があることが分かりました。(p.40)

  本文のなかでは、日常でよくおこなわれる不毛な議論を実際に提示している。それは、”無根拠型議論”で、自分の主張に根拠をもたない議論を指している。また、人によって使い方が異なる語の意味内容が明確にされていないことによって、話が堂々めぐりになることも提示されている。

 それらから得る教訓として、引用文に書いてある2つのことが大事になる。つまり、主張とともに根拠を提示することと、人によって使い方が異なる語の意味内容が明示されていることである。

 これらを実践できれば、意味のある議論になる可能性が高まると思われる。

 

ただし

 私は、家にいないときは基本的に昼ご飯を食べない。以下はそれを家族に話したときの会話である。

私――昼ご飯は基本的に食べないんだ。

家族――そうなんだ。昼ご飯は食べなきゃだめだよ。

私――なんで?

家族――昼ご飯食べなきゃ、頭が働かないよ。

私――食べてなくてもいつも働いているから大丈夫だよ。

家族――本当に? でも食べたほうがいいよ。

私――なんで?

家族――なんでも。

 この会話で相手は最後に無根拠による主張をおこなっている。ここで私が、「食べなくてもいいよ」と反論したら、上記でいう”無根拠型議論”である。そして、この会話の後に私は相手の無根拠による主張を指摘したら、あまりよくない雰囲気になった。

 私としては、日々において議論や話し方の練習をしたいと思っているが、このような揚げ足取りともいえることは、日常でおこなうと関係を悪くする可能性がある。そのため、詰問するような態度は議論を目的としない大切な家族や友人との会話では少し気をつけたほうがいいかもしれない。