電子的ヒトリゴト

ゲイのブログ。主に読書、心理学、SOGI、日記など

緊張は誰でもする

 緊張は誰でもする。そう心から実感し始めたのは、ほんの1、2年前だ。逆にいえば、それまでは僕だけが緊張するものだと思っていた。昔から他の人と比べると、僕は緊張しやすかったように思う。だからこそ、他人を見ては、「緊張しないなんてすごいな」と思ってたし、「自分は緊張してやりたいことができなくてダメだな」とも思った。でも、本当は違ったのだ。本当は、多かれ少なかれ周りの人も僕と同様に自分の緊張と葛藤しているのだ。僕はそれに大学生になるまで気づかなかった。

 

 それに気づいてから僕の意識は、ほんの少し変わった。僕は緊張を排除しようとすることから、緊張と上手く付き合っていく方法を模索し始めたのだ。そのおかげで、「自分は緊張するなんてダメなやつだ」と思わなくなったし、僕が緊張する場面において、堂々と振る舞っている人を見ると、尊敬できるようになった。

 

 そして、緊張は案外良いやつなのかもしれないとも感じるようになった。緊張、それは自分が外界に対して無防備であるがゆえに警戒していることを意味していると思う。だから、緊張している状態の中で、自分の周囲にいる人たちを敵だと見なさず、勇気を持って味方だと思えば、今まで気づかなかった人々の優しさに触れることができて、自分でも驚くほどに優しくなれるんだ。「ああ。こんな緊張している自分に対しても優しくしてくれるなんてみんな良い人だなあ」と人々の温かみが心に染みるのだ。だから、このような体験を提供してくれる緊張は、案外良いやつなのかもしれない*1