電子的独り言

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あるがまま

 

あるがままに生きる 森田療法の心の処方箋 (講談社+α文庫)

あるがままに生きる 森田療法の心の処方箋 (講談社+α文庫)

 

 

 僕の好きな言葉の1つは、「あるがまま」です。あるがままは、森田療法のキーワードでもあります。この森田療法、アクセプタンス&コミットメント・セラピーに似ていると言われてるのです。たしかに、似ている。思考や感情などは、あるがままにして、やるべきことをやっていく、というところでしょうか。これは、僕の実感からもたいへん理解できるものであります。思考や感情などをどうにかしようとすると、それにとらわれて、もっとひどい状態になっていくような感じがします。

 森田療法にも学ぶところは多いです。

 森田療法の基本姿勢は「あるがまま」である。症状や気分は「あるがまま」に受け入れ、やるべきことを目的本位に実行させるのである。

 悲しいときに泣き、嬉しいときに笑うのが「あるがまま」ではない。

 悲しいときでも、友人の結婚式に参列すれば泣いているわけにはいかない。悲しい気持ちはいじらないで受け入れ、行動だけは普通の人並みに振る舞うことである。たとえ泣き笑いであっても、笑顔をつくることは可能なのである。

 森田療法では目的本位の行動と、その実践を重視する。悲嘆にくれているときに、いくら自分を励ましてみても、愉快な気分になることはできない。

 どうにもならない心はそのままにしておいて、どうにでもなる行動を健康人らしくしようとするのである。

 「健康人らしくすれば、健康になれる」というのが、神経症治療の鉄則である。(pp.32-33)